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【データを読む】 コロナ禍中、テレビでの映画情報が激減!でも映画情報の需要はアップ!?

2020-04-24更新

コロナウイルスの影響により、ニュースの内容は日々コロナ関連情報で溢れているように感じる。
今回は、この状況下でメディアでの映画情報の取り扱いがどう変化しているのかについて分析していく。

KIQ REPORTでは、プレコグ株式会社が、地上波テレビ(東京:6局)で露出された、直近1週間における作品別のテレビ・パブリシティ状況を報告している「映露丸」をもとに、「映画露出度ランキング」を毎週金曜日に配信中。
*露出度ランキングはこちら

この情報を元に2019年1月6日週〜4月6日週までの、各週における映画情報の露出ポイント、露出時間(尺)をまとめたのが上記のグラフである。
*KIQ REPORT2020年4月22日 集計

3月から新作映画露出は大幅に減少
グラフを見ると分かるように、3月に入ってから大幅に新作映画は露出を減らしている。2月26日に政府・新型コロナウイルス感染症対策本部によって人を集めるイベントの自粛要請が出て以降、まずは試写会などのイベントの数が減っていき、3月に入ってからは特定エリアでの映画館の休館が増えていき、公開の延期を決定する作品が増え始めている。(図2:公開延期作品本数 参照)


*KIQ REPORT2020年4月13日 集計

4月・5月の新作映画も軒並み公開延期を決定している状況下では、そもそも発信できる新作映画の情報が少なくなっているのが一因だと考えられる。また、生活に直接関係のある「実」の情報、すなわち、まさにコロナウイルス関連の情報が溢れている中、情報番組などで取り上げられるエンターテイメント情報の尺が減少していることも原因の一つだと推測される。

ピンチはチャンス!?テレビの視聴率&映画情報の需要は伸びている
それでは映画やエンタメに関係するテレビの露出自体がこのまま無くなっていくのか?
一概にそうとも言い切れない。というのも、番組によっては「STAY HOME」や「おうち時間」に関連する特集が組まれ、家での過ごし方を提案するコーナーを設け、旧作映画を紹介しているケースも出てきている。劇場公開する新作映画は減っているが、家で楽しめるエンターテイメントとして映画自体は求められていると考えられる。
また、外出の自粛ムードの中、在宅の時間が増えたことでテレビ自体の視聴率も伸びているようだ。ビデオリサーチ社が4月13日―14日に実施した調査によると、在宅が増えたことにより、テレビの視聴量は前年2019年に比べて、世帯・個人合計でも120-130%程度増えているというデータが発表されている。


*引用:「コロナ禍でテレビの見方はどう変わっているのか」
株式会社ビデオリサーチ 2020年04月23日 15:53
https://digitalpr.jp/r/38629

特に男性20-49歳は4月に入ってから激増していることを見ると、在宅勤務ゆえにテレビ視聴が増えている傾向が明らかである。「若者のテレビ離れ」と言われていたものの、コロナ禍では逆に視聴量が伸びていることがわかる。
報道など「実」の情報が見られていると思いがちだが、メディアコンサルタント境治さんは、調査会社スイッチ・メディア・ラボ社のデータを引用した上で、20-24歳の男女が「ニュースより映画や音楽」の情報を取得していることを紹介している。

*引用:「外出自粛で若者のテレビ視聴時間が増えている」
Yahoo!ニュース個人(境治  | コピーライター/メディアコンサルタント)2020年4月2日 10:48
https://news.yahoo.co.jp/byline/sakaiosamu/20200421-00174376/

このようにコロナ禍中では、テレビを介しての新作映画の情報自体は減っている傾向だが、テレビの視聴量自体は増えていること。また、コンテンツとしての映画の需要が高まっている事実は、コロナウィルス感染問題が収束後、いわゆるアフターコロナでの映画やテレビメディアのポジショニングを図るのに非常に有意義なデータだと考えられる。

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